私の理想のイメージの中に
いつもあった光景
窓辺で
揺り椅子に座る赤ちゃんを抱っこしたお母さん
いつもいつも
その映像が私の頭の中にはあった
この間
久しぶりに
心の中の感情のコップの中身が
いっぱいになって
ふっと
出てきた
私は お母さんになりたかった
という言葉
何かにならなければ
すごいね、えらいね と言われることをしなければ
だって
私は何にもできないから
そんな風にまだ思っていて
お腹に赤ちゃんが来てくれたけど
なぜか心から喜んじゃいけないって
勝手に思ってた
でも本当に本当に
自分が叶えたかった夢が叶った
すごくない
えらくない
何もできない
そんな私だから
でっかい夢を叶えなきゃ
って思ってたんだけど
ほんとの
ほんとは
お母さん になりたかったんだ
口に出したら
それで、いいんだよ
って
誰かに言ってもらった気がして
抑えてた
蓋してた
嬉しさが込み上げてきて
声をあげて
泣いた
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