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自分の中の、根深い男性への思い込みに気付いた話

今日はいつもと毛色の違う話題です

ちょっと重めの話なので、無理な方はスルーしてください。


***

(もしかしたら前にも書いたかもしれないですが)

私は小学3年生くらいの時に

当時住んでいたマンションのエレベーターで

痴漢にあいました。

 

祖父母の家からマンションに帰る途中から

つけられていて

私が乗り込んだエレベーターに後から乗ってきて

4階を押しました(うちは6階)。

 

エレベーターが動き出してすぐ、犯人はしゃがみこんで

私のズボンの裾から手を入れてきました。

 

私はすぐに両手に持っていた荷物を前にやって

その手を払いましたが

犯人はにやりと笑って4階で降りていきました。

 

この1-2週間前くらいにお隣さんも同じような被害に遭っていて

母に「気をつけなさい」と言われたばかりでした。


家について

頭の整理がつかないまま、

でも誰にも言えませんでした。

(中学か高校くらいのときに初めて人に言ったような)

 

それで、

このことは私の中では

たいしたことではない、ということになっていました。

太ももを触られただけだし

それ以上何もなかったし

犯人もその後すぐ捕まったし

小学生だったし

人にも全然話せるし

たいしたことない

エレベーターに男の人と二人にならないように気を付けたりした時期はあったけれど

でも、全然大丈夫

今の私に何も影響ない


と思っていました。


が、

最近気づいたのが


ものすごく怖い体験だった

ということ。

そして、この事件以降、

私の頭の中には

『男の人は幼い子どもをそういう対象として見るものなんだ』

という思い込みが生まれました。

(いま思えば犯人が卑劣な変態だっただけです) 


親戚の男性陣、友達のお父さん、学校の先生、塾の先生、夏休みのキャンプで会うお兄さんたち


 

今までフラットに無邪気な気持ちで接することができていた人たちに対して見方が変わってしまい

知らぬ間に、心の中でファイティングポーズをとっていたんだろうと思います。

 

その後、気づけば女性ばかりの学校、ほとんど女性ばかりの職場で来ました。

 

自分の中では疑いようのない

あることに気づかないくらい当たり前になってしまった思い込みでした。

 

例え親子でも、お父さんと娘がべたべたしているとそわそわするし

虐待の話なんかがでてくるたびに「ほら、やっぱり」と思い込みを強化していました。

 

でも、

考えてみればそうではない人もたくさんいる。

夫はそうではないと思えるし。

 

今は自分の中の思い込みに気が付いた、というところまで。

 

この先どうしていくのがいいのか、そこまではまだはっきりとはしていませんが

ひとまず残しておきたかったし

もしかしたら同じような思い込みや経験がある人がいるかもしれないし。

当時の自分の恐怖をまるっと抱きしめてあげたいと思いました。

 

もしも読んで嫌な気持ちや記憶が思い出された人がいたらごめんなさい。


でも、今振り返ってみて

当時はなぜか被害にあった自分を責めていたけど、

『あなたは何にも悪くない』

『怖かったね』

と自分に言ってあげたい気持ちになりました。

Womb room

IKUKOのお部屋です。 2017年第一子を出産。妊娠出産育児での気づき、パートナーとのことなどなど。 好きなもの、考えていることを載せていきます。

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