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ありがとう、が言えなくて。

子どもを産んで

もうすぐ8か月になります。

 

入院中に、助産師さんに

「出産後の体は、全治8か月だからね」と教えてもらった

その8か月が経とうとしています。

 

身体はもうだいぶ戻ってきたし(体重はもうあと一息w)

心も妊娠前の状態に少しずつ戻ってきているんだろうと感じます。

 


先日、ふと

我が子が生まれてきてから今まで

「生まれてきてくれてありがとう」と

一度も思っていない自分の存在に気が付きました。

 

我が子のことは愛しているし大好き

それは胸を張って言えるけれど

なんだか、このフレーズに違和感?を覚えてしまい

口には出せるけど心から思っていないというか、

なんだかモヤモヤとして


でもなんでそんな風に思うのか

上手く言語化できないでいました。



そんな時、

友人がSNSで投稿していた記事をきっかけに

その自分の気持ちが腑に落ちることがありました。


その記事は、我が子を揺さぶり死させてしまったお母さんの裁判の記事。

頑張りすぎて心身ともに疲弊して、そんな中で起きてしまった悲劇。

言葉にするととても陳腐に聞こえてしまうけれど

その記事を読んで、私はとても他人事には思えませんでした。

どこかの瞬間、選択が違ったらそうなっていたかもしれない


産後数か月の時、一度だけ

苛立ちから

娘を強くゆすってしまったことがありました。

 

忘れていたけれど

記事と友人の投稿を読んで

その時のことを思い出し

目の前で一人で遊んでいた娘を思わず抱きしめました。

涙が出ました。

 

ごめんね

ありがとう

 

そんな気持ちが流れてきて

 

そして気が付いたのは

 

私のところに来て、この子は幸せだったんだろうか

こんなお母さんでごめんね

 

そんな思いが自分の中にあること。


生まれてきてどう?楽しい?

と、娘にたまに聞きたくなる時があります。

 

だから

生まれてきてくれてありがとう


なんて、

私の一方的な思いを押し付けるみたいで

なんか違う

って思ったんだなぁ、と。

 


この子がいつか

色々あったけど

生まれてきてよかった

生きててよかった

そう思えるようになったらいいな、と思います。

 

一方通行でもいい

私はあなたに会えてよかった

これからも一緒に笑って泣いて生きていこうね


今の私には、これがしっくり。

(そういえば、妊娠中にもこんな記事を書いていました。)


我が子のおかげで

またもう一段、腹が座ったような気がします。



 


Womb room

IKUKOのお部屋です。 2017年第一子を出産。妊娠出産育児での気づき、パートナーとのことなどなど。 好きなもの、考えていることを載せていきます。

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